“危ない場所”ベスト5

こんにちは。
今日は少し重い話ではありますが、とても大切なことなので書かせていただきます。

先日、知り合いの80代の女性の告別式に参列しました。
その方は家の中で転んで骨折してしまい、そこから体調を崩されたとお聞きしました。
高齢になると、一度の転倒が大きなケガにつながり、回復が難しくなることもあります。

「家の中は安全な場所のはず」
…でも実は、家の中こそ危険が潜んでいることもあります。

今回は、高齢者の一人暮らしで特に注意したい場所を、ハウスクリーニングの視点も含めてご紹介します。
ご自身やご家族の生活を守る参考になれば嬉しいです。


🔶 危ない場所①:段差のある“玄関”

玄関の小さな段差が、転倒の大きな原因になることがあります。

  • 靴の脱ぎ履きでバランスを崩しやすい
  • 玄関マットがずれてつまずく
  • 夕方以降は暗くて見えにくい

✔ 予防ポイント

  • 玄関マットは滑り止め付きにする
  • 靴は出しっぱなしにしない
  • 足元灯やセンサーライトをつける

🔶 危ない場所②:滑りやすい“フローリングのリビング”

掃除が行き届いたフローリングは気持ちがいい反面、
乾燥している冬は特に滑りやすくなることがあります。

  • ワックスの残り
  • 埃が積もった床
  • カーペットのめくれ

これらが転倒につながります。

✔ 予防ポイント

  • カーペットの角を固定する
  • 床の拭き掃除は滑りにくい洗剤を使用
  • 通り道に物を置かない

🔶 危ない場所③:寒暖差が大きい“浴室・脱衣所”

お風呂は転倒リスクだけでなく、
ヒートショックの危険もある場所です。

  • 床が濡れてすべりやすい
  • 冬は脱衣所がとても冷える
  • 浴槽の出入りでふらつきやすい

✔ 予防ポイント

  • 脱衣所を小型ヒーターで暖める
  • すべり止めマットを使う
  • 入浴前に浴室全体を温めておく

🔶 危ない場所④:夜に歩くことが多い“トイレ”

高齢の方は夜間にトイレへ行く回数が増えます。
暗い中で歩くと、転倒リスクは急に高まります。

✔ 予防ポイント

  • 足元ライトを設置
  • 廊下に物を置かない
  • スリッパは滑りにくい素材にする

🔶 危ない場所⑤:ベッドまわり

朝起きたときや夜中に立ち上がるとき、
バランスを崩してしまう方が非常に多いです。

  • 布団の端に足が引っかかる
  • ベッドの高さが合っていない
  • 枕元が散らかっている

✔ 予防ポイント

  • 手元ライトを置く
  • ベッドの高さを調整する(高すぎ・低すぎはNG)
  • スマホや本は床に置かない

🧡 大切なのは「少しの工夫」で大きな事故を防ぐこと

今回、知人の女性が転倒をきっかけに体調を崩されたことを知り、
「家の中の安全を見直す大切さ」を強く感じました。

高齢になるほど、一度のケガが生活に大きく影響します。

でも、
家の環境をちょっと整えるだけで、事故はグッと減らせます。

  • 転ばない環境づくり
  • 暗い場所を明るくする
  • 段差を減らす
  • 家具を減らして広く使う

これらは今日からできることばかりです。


🍀 まとめ

高齢者の一人暮らしで注意したい場所は…

  1. 玄関
  2. リビングのフローリング
  3. 浴室・脱衣所
  4. トイレ
  5. ベッドまわり

どれも日常生活で必ず通る場所です。

「気をつけてね」だけでは事故は防げません。
住まいの環境を整えることが、なによりの安全になります。

ご自身やご家族、大切な方が安心して暮らしていけるように、
参考になれば嬉しいです。