~後悔しないためのポイントをプロが丁寧に解説~

こんにちは。
日々ハウスクリーニングのお仕事を通じて、たくさんのお客様とお話しするなかで、エアコンクリーニングに関する「ちょっとした不安」や「疑問の声」をよく耳にします。
「エアコン、最近冷えが悪い気がするけど…本当に掃除した方がいいの?」
「業者にお願いするとき、何を確認したらいい?」
「自分でやる場合、気をつけることってある?」
今回は、そんな疑問にお答えしながら、エアコンクリーニングの際に注意すべきポイントを5つ、丁寧にご紹介します。
1. 【安全第一】掃除前には必ず電源プラグを抜く
当たり前のようで忘れがちなのが、電源プラグの抜き忘れ。
フィルターや外側のカバーを外して掃除するだけ…という軽い気持ちでも、感電やショートのリスクがあります。
特に水分や掃除用スプレーを使う場合は必ずコンセントから抜いて作業を始めましょう。
ブレーカーを落とすとなお安心です。
2. 【自分でやるのはフィルターまで】内部洗浄はプロに任せるのが安心
市販のエアコン洗浄スプレーは手軽に見えますが、実はエアコン内部の奥深く(アルミフィンや送風ファン)までは届かないことがほとんど。
むしろ洗浄液が奥に残ってしまい、逆にカビや臭いの原因になってしまうケースもあります。
送風口から黒い点々(カビ)が見えるようなら、内部にかなり汚れが溜まっているサイン。
このレベルになると、プロによる分解・高圧洗浄が必要です。

3. 【エアコンのタイプに注意】お掃除機能付きは要確認!
最近のエアコンは「お掃除機能付き」と書かれていることがありますが、
これはフィルター部分のホコリを自動で取る機能があるだけで、内部のカビや汚れまでは対象外です。
しかも構造が複雑なため、クリーニングの際に追加料金がかかることが多いです。
プロに依頼する前に、「お掃除機能付きかどうか」「メーカー・型番」を事前に確認しておくとスムーズです。
4. 【クリーニング後は乾燥が重要】送風運転でしっかり内部乾燥
クリーニングが終わったあと、つい「すぐに冷房をつけたい!」となりますが、
その前に必ず送風モードで1〜2時間程度、内部をしっかり乾燥させましょう。
水分が残っていると、せっかくキレイにしてもすぐにカビが発生してしまう可能性があります。
特に湿度の高い梅雨時や夏場は要注意です。

5. 【クリーニングの頻度】年1回が理想、最低でも2年に1回は
「まだ臭くないし冷えるから大丈夫」と思っていても、エアコンの内部は目に見えないカビやホコリがどんどん溜まっていきます。
・冷暖房の効きが悪くなる
・電気代が高くなる
・異臭や咳、アレルギーの原因になる
・機械の寿命を縮める
こうしたリスクを防ぐためには、年に1回のクリーニングが理想です。
特に小さなお子様やペット、高齢のご家族がいるご家庭では、空気の清潔さがとても大切です。
まとめ|正しい知識で快適な空気を
エアコンクリーニングは、「冷えない」「臭いが気になる」といった不調を解消するだけでなく、
健康的な生活を送るための大切なメンテナンスです。
知らずに後悔する前に、ぜひ今回ご紹介した注意点を参考にして、
安全で、満足のいくクリーニングを行ってくださいね。